公開日 2021年11月02日(Tue)
たたら製鉄とは、砂鉄と木炭を燃焼させて鉄をつくりだす日本において古代から近世にかけて発展した製鉄法です。ジブリ映画の「もののけ姫」にも出てきたように,昔はフイゴと言われる装置で風を送って火力を高めていました。非常に純度の高い鉄を取り出すことができ,日本刀の素材となる玉鋼(たまはがね)はこの製鉄法で作ります。 「鬼滅の刃」の日輪刀を作る材料としても出てきましたね。
今回の1年2組は,この「たたら製鉄」を再現したものに挑戦し,実際に鹿工祭1日目に「操業」と呼ばれる砂鉄と木炭を燃焼させ鉄を作る作業,2日目に出来上がった鉄(玉鋼)を取り出す作業をしました。20kgの砂鉄から実際にとれた玉鋼は,今後,さらに純度の高い玉鋼にするために精錬される予定です。昔からの製法で鉄を作るという貴重な経験に,生徒も楽しみながら熱心に取り組んでいました。
それでは製作の様子をご覧下さい。