建築系の実習を紹介します

公開日 2021年07月12日(Mon)

 今日は,建築系の実習について紹介します。実習内容は各学年3つのパートに分かれて学びます。今回は,3年生の施工(せこう)実習について紹介したいと思います。施工実習では,年間を通して建築施工現場で実際に行われている仕事を体験的に学習し,座学とリンクさせながら建築技術者として必要な知識を養う。また,進路選択や進路実現に向けた情報蓄積に対応できるよう授業を行っています。
 本日の学習内容は『枠組み足場の組立・解体』です。実習教室で,今日のテーマと目的・実習内容を確認し,屋外での実技となりました。屋外ではどのような学習をしているのか?さっそく見てみましょう!

足場組み立ての様子
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 レベルという測量機器を使用してそれぞれの建地(鳥居型の材料)の設置高さを見ています。高さが均一になるようジャッキベースというの材料のネジを回して高さ調整をします。

 1段目が完成したら手摺りを設置し,2段目の組立を行います。この際,上下作業にならないことや,材料の受け渡し時の声かけ,安全帯の使用など必要な保護具の着用・使用について周知徹底して作業を行いました。

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 完成後,全員で記念撮影をしました。今回の授業では,足場を組み立てることだけが目的ではありませんでした。材料の名称や組立手順を覚えることは勿論ですが,何よりも安全第一』です。将来の建築技術者として,品質の良いものを作るためには,まずは事故を起こさないこと!現場管理を行う上で一番大切なことを学ばせる事でした。生徒のみなさん,それぞれの授業には大切な意味が込められています。1コマ1コマの授業を大切にし,成長してください。